子供にとって階段はアトラクションの一種

子供って何故か段差を好むんですね。
今まで会った子供はだいたい階段で上ったり下りたりして遊んでいました。皆そういうものなんだな。でもうちの子はやらないなあと思っていたらいつの間にか段差の魅力に気付いていましたね。

抱っこをしていたら家の前の階段でおろしてとアピールしてくるんですよ。
なんだなんだとおろしてあげたら、こっから先は自分で下りるわとスタスタ歩いていきました。いやいや危ないからと慌てて手を掴んだら子供も実際に階段を目の前にすると怖いようで手をしっかりと掴んできましたね。

だったら大人しく抱っこされていてくれたらいいんだけどなと考えつつ、一歩一歩下りて行く子供に付き合いましたよ。
子供というのは可能性しか詰まってないんじゃないかなと時々思います。なんでもやってみようと挑戦するその気持ちは大人になってからすっかり失われたなあと考えて子供が眩しく見えました。

私の支えがあるとはいえ、子供の足でゆっくり階段を下りていくとかなり時間がかかるんですね。
ああもうすぐスーパーが開店するな。ちょうどいい時間に行けるかなと子供が階段を下りきった時に抱っこして買い物に行こうと準備をしていたんですが、抱き上げた瞬間思いっきり泣かれました。

今度は階段を上りたいと主張してくるんですよ。
今ここで子供の言うことを聞いたらずっと階段を上り下りして終わるぞ。買い物帰りの公園に行く頃には眠くなっちゃうぞと予想して、泣く子をそのまま抱きかかえてスーパーまで行きました。

幸いすぐに泣き止んでくれましたが要求が通らなかったので非常に不機嫌でしたね。
お菓子で気を引いて何とか買い物を終えて、帰りに公園へ寄ってあげたら声をあげて喜んでいました。

ねーほらあの時ママが抱っこして正解だったでしょー。ずっと階段で遊んでたらたぶん公園に来る前に寝ちゃってたよ?いい判断をしたママはえらいね?と聞いているのか聞いていないのかわからない子供に話しかけていました。砂遊びに夢中になっていたのでたぶん聞いていませんね。

しかし一時間ぐらい遊んでくれるかと思っていたら意外とすぐに帰ろうとしていました。
なにが気に食わないのか不思議に思っていたら、なんと帰り道にある公園の階段で遊び始めましたよ。

結局階段なんだなと諦めて上り下りに付き合いました。
ずっと繰り返していたらだいぶ疲れてしまいました。いい運動になったでしょうね。最近太り気味だったのでちょうどよかったのだと思うことにします。
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