「フッ素」塗料を使った防水塗装について

「フッ素」は化学記号でFと書きます。フッ素と聞けば、歯磨き剤を想像されるでしょう。フッ素は歯を綺麗にする、それだけではありません!
フッ素は樹脂にもなりますが、実は、これが塗料として窓ガラスや建物の防水工事技術に使われています。外壁塗装の塗料において、フッ素塗料は最も耐久性に優れ、長期の紫外線や雨風の影響を防ぎ、防汚染性能もかなり高いといえます。

例えば、多少工事費用が高いとしても、家や建造物を長年の間、保護することも可能ですの塗料と言えます。一般にある塗装の寿命は3~10年というのをご存知でしょうか?

セラミック塗料や、断熱塗料、シリコン塗装など一部、耐用年数が20年を超えるものもありますが、これらは複数回繰り返し塗装する必要があります。一方、フッ素塗料ですと1回塗装するだけで、20年以上持続することが可能なのです。驚きですよね!

そのため、スカイツリーや六本木ヒルズ、ベイブリッジ、高速道路、代々木体育館等の都市部の大きなビルや公共施設などで主に使われているのです。さらに、航空機、船、電車、自動車等の輸送機器にもフッ素塗料が使われています。皆さんの身の回りにあるもののほとんどに使われているということがわかりますね。

フッ素樹脂塗料は透明なものが多いので、クリア塗膜、着色塗膜を自由に加工もかのうで、光沢値も幅広く調整可能です。 こうした利点を持ちながらも、欠点もあります。気になられているかとは思いますが、そう、お値段です。3,000円~/㎡(30坪111万円)と高額で敬遠する人が多いので、まだまだ一般的とは言えません。ただし、今後はさらなる量産化に向け研究開発も進み、将来的には相場は下がる可能性もあります。2020年のオリンピックまでには間に合わせたいところですね…。家にはこだわっている、生涯的な家の工事の回数を減らせるという点ではかなりメリットがあるというのも事実です。是非、皆さんもお試しください!